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2019/05/05 09:02


ゴールデンウイークも残すところ2日となりました。
みなさま、思い残すことなく楽しんでいますでしょうか?

今日はチュニジア南部に広がる塩湖、ショット・エル・ジェリドと
日干しレンガの独特の模様が印象的なトズールの町をご紹介します。


塩湖といえば誰もが、ウユニ塩湖を思い浮かべるかと思いますが、
チュニジアには北アフリカ最大の塩湖があり、西はアルジェリア国境近く、東は地中海沿岸まで広がっています。
全長100km近い道路がこの塩湖の上を通っており、町と町を結んでいます。


塩湖=空が映って鏡のよう、というイメージかもしれませんが、それは様々な気象条件がそろってのこと。
なかなかイメージ通りの景色を見ることは難しいのですが、そこが自然の風景の面白いところ。
日によって全く違う顔をを見せてくれるのです。
これは、薄曇りの日。
白くかすんで幻想的です。


塩の結晶は金平糖のよう。
なんだかおいしそうに見えませんか?



バスなどの交通手段では止まってみることはできませんが、
ツアーに参加したり、ドライバーさんを頼めば撮影ポイントで止まって見ることができます。
ここまで来たらせっかくなので、車を降りてみることをお勧めします。


これはまた別の日。
薄雲のかかる青空の日はミルキーな色合いに。
果てしなくまっすぐな道は、どこか別の世界へ続く滑走路のようですよ。


淡いグラデーションの景色。
水が張るのは冬の雨季と稀に大雨が降ったあとです。
手前は水が張り、奥は塩の浮いた砂地でこのような色合いになっています。


こんな景色の中ならトイレさえもフォトジェニックに。


そしてこれが晴れの日。
風もなくきれいな鏡のようです。


空、岩山、さかさまになった岩山、砂地、水の縞模様。



ちょっと風が吹けば景色が変わります。


ある日の夕暮れ。
夕焼けに染まるビーチのようです。



塩湖に沈む太陽。


沈んでいきます。
波立つ水面は海面のようです。
ぱっと見たら水平線に沈む夕日。


またまたトイレと夕日。



そしてまた別の日は。
こんな景色に。



水中の微生物によりこんな色になるそう。
茶色ともピンクとも言い難い不思議な色の世界。


どこか異星のようでもあります。


塩と空の境目が分かりません。
この道路はいつも爽快!
とにかく塩の中を一直線なのです。


とにかくどこまでも何もない!
水があってもなくても楽しめる塩湖。
チュニジアの観光地としてのの注目度は低い気がしますが、私はお勧めします☆
自然の美を体験してください。


そして塩湖の上を北西へ走ると到着するのがトズール。


この辺りが町の中心


この町はチュニジアの中でも独特の景観を持っています。


日干し煉瓦の幾何学模様。
他の町では見られない建築物です。



レンガの中に可愛らしいタイル。


他の町では白い壁に青いドアといったチュニジアの代表的カラーの建物が多くみられますが、
ここではベージュ、茶色の町といった感じです。



広場に立つ不思議なオブジェ。
張り巡らされたロープのようなものは、、、


電飾です。
夜になるとこんなになります。


光の滝。


トズールはデーツの産地としても有名で、町のすぐそばにはヤシのオアシスが広がります。
この町ではカレーシュと呼ばれる馬車でオアシスをめぐることもできます。


ところで、”人生は奇跡の詩”という映画をご存じですか?
2005年、ロベルト・ベニーニ監督主演のイタリア映画です。
イラク戦争のさなか、愛するの女性のために奔走する男のお話です。
この映画を見ていた時、既視感が。
茶色いこの町は? 調べたところトズールで撮影されたものでした。
チュニジアといえば、イングリッシュペイシェント、スターウォーズのロケ地として有名で、
スターウォーズのロケ地はファンの聖地ともいわれますが、
“人生は奇跡の詩”こちらも名作ですのでぜひご覧下さい。
ただの笑いありのラブストーリーではなく、押し付けることなく反戦を語りかけてくる映画です。


最後にスターウォーズ情報です。
砂漠の中にポツリと現れるセットの名残。


ファンならおお!となるところかもしれませんが、あまりちゃんと見たことがないのです。
子供のころ土日のテレビの洋画劇でよく放送されてたかも? というくらいで。
行っては見たもののまさに豚に真珠。ですね。。。

レンガの町と塩湖の異次元のような景色いかがでしたか?
ウユニ塩湖には行ったことがありませんので、どちらが行きやすいかは微妙ですが、
塩湖に行ってみたい方は、ぜひチュニジアも検討してくださいね♪



アトリエ サハラ

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