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2019/05/03 09:07

ゴールデンウィーク7日目。
お休みも少し終わりが見えてきましたね。
良い休日をお過ごしでしょうか?

今日はドゥーズから東へ。
荒涼とした山岳地帯へご案内します。


見渡す限り何もない砂漠の中の1本道を走ります。
たまに見かけるのはラクダの群れくらい。


しばらく走ると荒涼とした景色の中に集落が現れます。
ベルベル人の村タメズレット。


砂漠の色に溶け込んでいくような小さな村。


中央の小高い丘の上の小さなモスクがこの村の象徴。
小さな家々が寄り集まってできた童話の世界のような村です。
内陸の山岳地帯にはベルベル人と呼ばれる民族が暮らしており、チュニジアで使われている
アラビア語のほかベルベル語を話し、青い瞳や緑の瞳が印象的です。


集落を過ぎ茶色い岩山の景色を見ながらさらに進みます。


こんな荒野のようなところにポツリと現れるのが、洞窟ハウスで有名なマトマタです。


このように地面を掘り、アリの巣のように横に通路や部屋が広がっています。
スターウォーズのロケ地となったホテルもあり、ファンの方はマトマタを訪れることもあるかと思います。


南部をめぐるツアーに参加すると、こうして中を見せてくれるお宅を見学させてもらうことができます。
家の構造はとても興味深いものです。


焼きたてのパンのおもてなしもあったり。


また中だけでなく、周りの景色に調和した外装も素敵なのです。


岩山に同化するように建てられた家。
山の一部に住んでいるようです。
魚の絵が多いのは、子孫繁栄を意味する縁起物だから。


春の時期は乾いた景色に淡い彩りがちらほら。
こんな乾燥地帯にも植物はたくましく育ちます。


春といえば桜に花に似たアーモンドの花。
季節を感じさせてくれます。


そしてマトマタから南下。
岩山に同化した村シェニニ。


その昔、外敵から身を守るためにこのように作られた要塞の村。
人口は減りつつありますが現在も人は暮らしているそうです。


山の上の集落には歩いて上がることができます。


昔の人々の労力の結晶ともいえるこの村。
荒廃しつつも十分に昔の姿を伝えてくれます。


夕陽に山肌と集落が照らされる時間はとても幻想的ですよ。
また、ここへ来るまでの荒涼とした景色が続く道のりも見ものですので、
チュニジアへ来たらぜひ南部の旅をおすすめします。




         

アトリエ サハラ

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