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2019/08/26 17:31
旅のお話続きます。
青々とした草原からこちらへ移動。
入場門からほど近い千佛洞です。
青空の下、門の色彩が鮮やかです
こちらもまた絶壁にお堂が点在します。
朝、出発時は曇り空だったのですがもうすっかりいい天気。
お庭には芍薬がきれいに咲いていました。
ここから登って行きます。
ここは上下近い位置にお堂が並んでいますが、外に露出している通路が見当たりません。
中に入ってびっくりです。
見上げた写真にモンシロチョウ。
青空と緑の山。
気持ちが良くて線香も絵になる景色です。
登ります。
岩のトンネル
この中は急な階段です。
階段を上ると一層景色が良くなりました。
回廊の屋根や柱はきれいに修復されていました。
この岩の中にすべてが収まっているので、外に出ているのはほんの一部。
そしてここから、上のお堂に向かって垂直のロッククライミングが待っていました。
登ってから上から撮ったものです。
人が行き来して、つるっとなった細いほぼ垂直の階段。
壁も多くの人にしがみつかれて摩耗しています。
狭いのでひとりずつしか通れません。
警備員もいませんが、事故が起きたことはないのかと不思議になる場所です。
ここで足をすべらせたらノンストップで落ちてしまいます。
最上部。
手すりが設置してはありますが、足元は小さなくぼみに足をかけて上り下りするしかないのです。
ここも壁がすり減っていてひやひやスリリングです。
汗をかいて岩の中を探検クライミングですが、お堂内部は撮影できないので残念です。
そしてまた外の通路を通って下ります。
ここから見ると奥の壁面にも大量の穴。
何度も言いましたが、古代の人の労力に感心するばかりです。
すごいものを残してくれてありがとうございます。
降りてきたところにタイツリ草が揺れていました。
鮮やかなピンクが周りの景色に良く似合ってる。
たくさんの鯛がゆらゆら。
日本では可愛らしい呼び名ですが、英名では”血を流す心臓”とちょっと怖い花。
そして毒性です。
タイツリ草は別名ですが、元々は華鬘草・ケマン草。
華鬘とは仏具の形から来ているそうです。
帰り際に振り返る。
見ごたえたっぷり、そしていい運動になりました。
駐車場へ戻ってくると、出発するよとドライバー。
ちょっとだけ写真撮らせてと気になった橋を見に。
時間があれば橋の向こうへ行ってみたかったけどそれはまたいつの日か。
河には少しだけ水が流れていました。
山からの雪解け水でしょうか。
それでは帰ります。
帰り道は爽快な一直線の道路。
ツアーメイトの2人は駅で車を降り帰って行きました。
この時まだお昼を回ったところ。
この日は実質、旅の最終日で翌日は西安に向けて発たなくてはいけないので、
午後の時間は貴重です。
前日雨に降られたので、晴れの街の散策へと思っていましたがそれもなんだかもったいない。
宿に戻りお勧めの場所がないか相談することにしました。