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2019/08/28 20:40

張掖での最終日、午前中に馬蹄寺を見学し街へ戻ってきました。
午後は街歩きをしたり、前日雨でいまいちだった万寿寺木塔の写真でも撮りに行こうかと思っていましたが、
とても良い天気だし、何となくぶらぶらして過ごすのももったいなくて、
宿のフロントで、今から行けるおすすめの場所がないかと相談しました。
ちょうどそこで話に入ってくれた中国人の一人旅女子が、ガイドブックに載っているという
公園を教えてくれ、フロントのお姉さんがこれをタクシーに見せると良いと、
紙に書いてくれました。
中国語超初級以下の私にも十分理解でき、どんなところかぼんやりとイメージする。
湿地博物館。街から2~3キロのところに公園と博物館があるとのことです。


街からすぐということで、時間もあるのでまずは近所の食堂で腹ごしらえ。


メニューが良く分からないので、適当なものを指さし注文して、
出てきたのがこちら。


見た目とてもシンプルで、何味?素ラーメン?と思いましたがよく混ぜて食べ始めると、
この見た目からは想像しなかったしっかりとしたお味。
美味しい!山椒が効いたピリ辛麺でした。
ネギとパクチーの風味も良い。
量が分からなくて小を頼んだけれど大でも食べられたかもです。
ごちそうさまでした☆


食堂を出るとすぐにタクシーが捕まったので公園へ。
本当にすぐ着きました。



お花がきれいな広い公園かなという印象。


こんな建物が目に入ったので行ってみます。


中は広い温室でした。
植物がずらり。


ジャングルみたいです。


たわわに咲いた胡蝶蘭。


日本ではありえない値段!
たくさんのお花やガーデン用品をぶらぶら眺めて温室を出ます。


そしてお散歩スタート。
ですがここ、単なるお花がいっぱいの素敵な散歩コースではなかったのです。
あとから思えばお弁当持参で朝から来ても良いくらいでした。


湿地というだけあって水が豊富。
向こうには貸ボートや公園の向こうの家が見えますがこの辺りは序の口です。


真っ青な空でお散歩日和。
気持ち良い。


青々とした湿原の中を遊歩道が奥へと続きます。


向こうには展望台らしきもの。


水面に突き出た枯れ木。
なんだか風情あります。


しばらく行くと目の前に広がる睡蓮の池。





ゆらゆらと漂う花にしばし見とれます。


水はなかなかの透明度です。


向こうには山が見えます。


振り返るとこちらには高層ビル群が。
街のこんなにすぐそばにこんな湿原。


家の近所なら通いたくなる環境です。


ここには釣り人がたくさんいました。
市民の憩いの場かな。



太陽はガンガン照りつけてきますが、風がさわさわと心地よい。


そしてポーンとこんなに開けたところへ。


気持ち良いの一言です。


水鳥の生息地。
いろいろな鳥がいるようです。


風の音と鳥のさえずりだけの世界。


時々足元に現れる表示。


この青い歩道をたどって行くのが一番分かりやすく、ここはレンタサイクルでも走れるようです。
が、どんどん脇道に入って行ったので後半はもうどこにいるのか出口はどこか、
といった状態になりました。


ザワワ、ザワワ、と頭の中を流れる歌を聴きながら、
生い茂った葦の中を進みます。


どこまでも緑。


遊歩道や休憩所はありますが、この辺りに来るともう人はいませんでした。


あまりに人がいないのでもしうっかり転落していても、しばらく気づかれないのでは?


空に向かうような橋を渡る。


橋の上から。


まだまだ続く。


たまに出てくる表示。
でもすぐに方向感覚を失ってしまいます。


ミラーで自撮り。


道は緑の奥へ。



第2の睡蓮の池


やっと人に遭遇しました。


道は続くので行けるところまで行ってみましょう。



やめられない散歩道。


またザワワな道。



水鳥、気持ちよさそうです。
持ってきた水も飲みほして暑くなってきます。


道がおいでおいでするので、なかなか引き返すタイミングがつかめないのですが、
端っこの通用口のようなところに出たので戻ることに。


ですが戻るにも奥まで来すぎて一体どこなのか?
とりあえずひたすら戻りと思われる方向へ歩きます。


そうしてようやく街が見えるところまで戻ってきました。


展望台を目指します。


展望台は目に入っているもののどこがどうつながっているのか、歩き回ってやっとのことで
近くまでたどり着きました。
そこへ奥の方でも数匹見かけた生物が。
近くの人が”チンチラ!”と叫んでいました。


せっかくなので展望台へ。
受付があり、お兄さんが入場は17時まで、17:20で閉まると。
時計を見ると17時を少し過ぎたところですが、入れてくれました。
10元だったと思います。


上からの景色。




街と自然の同居。
本当に近い。



気持ち良い景色ですが、あまりに広大すぎて写真でお伝え出来ないのが残念です。


こちらが博物館です。すでに18時近く閉まっていたような感じでした。
もう湿地散策で十分満足していたので、あまり確認もしていないのですが。


ここは本当にお勧めの場所です。
自然が好き、ただ歩くのが好きだという方は張掖を訪れた際にはぜひ!
自転車で周るのも気持ちが良さそうです。
お弁当を持ってきたり、ずっと奥の誰もいない休憩所で昼寝とか読書とか。
旅の終わりにこんなところに巡り合えるとは思っておらず本当にラッキーでした。
教えてくれてありがとう☆謝謝☆

つづく

アトリエサハラ                          







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