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2019/07/04 17:55

この日も朝早く目が覚めました。
外はいい天気です。
チャカ塩湖に行くか夏河に行くか、どちらにしようかな?と予定を開けていたこの日。
やっぱり夏河を再訪することにしました。
数日で戻るので不要な荷物はお願いしますとのびママに預けて出発。


宿の前の通りはバスがどんどんきて便利なのに、この日に限って駅へ向かうバスがなかなか来ないのです。
他の路線は次々とやって来るのに。
同じく駅へ向かうらしきマダムグループの一人はしびれを切らしてタクシーを止めました。
私も1本しかない夏河行きのバスを逃すわけにはいかないので、タクシーを拾う。
駅とは言っても正確には駅横のバスターミナルなのですが、何も考えず駅までとドライバーに言ってしまったため、
鉄道駅2F出発ターミナル側に降ろされてしまった!
バスターミナルまで遠くなり走る! 要らない荷物置いてきてて良かったです。
夏河行きの待合エリアはお坊さん、チベット族の乗客でいっぱい。


出発。
街を抜け山間の集落や菜の花畑をみながら向かいます。


去年より2週間ほど早いのだけど菜の花がけっこう咲いていました。
黄色と緑の縞模様が鮮やかです。


西寧から夏河までは約5時間。
途中の同仁のあたりで休憩。
男性客たちはいっせいに野原で立ちション。
私らこんなのとこで休憩されてもねと思っていたら、女性客のみなさまがそろって畑の向こうへ歩いていきます。
先はまだ長く、ソワソワしたくないので皆に倣って畑の向こうへ。


ちょっと不便な休憩スポットなのですが、一面菜の花の広がるきれいな所です。



曇り空ですが十分きれいな菜の花と岩山の景色。


同仁までは高速道路でしたがここからは一般道です。


岩山と


菜の花畑を通りすぎ


小さな集落の細い道へ。
この辺りから徐々に高度が上がり始め、道も細くなっていきます。
事故防止にクラクションをガンガン鳴らしながら走るバス。


景色は山と草原と羊に変わっていきます。


どこまでも何もない。


ポツリとヤクがいましたが間に合わずお尻だけ写っていました。


小さな集落に入りました。


小さな村といった感じのところなのですが、意外とここで乗り降りする人が多いです。


このバスはここへの荷物の運搬も兼ねており、この日の荷物はこれ。
中身はからのペットボトルのようでした。
上の写真に牛乳のようなものがペットボトルに入って店に並んでいます。
ペットボトルの直リサイクルのようです。


そしてこの先はくねくねヘアピンカーブでさらに登って行きます。


こういう広大な所にいる牛たちってどこから来て、どこに帰るのでしょう。


羊もそうです。
見る限り人がいるかは分かりません。


時々、マーモットがちょろっと出てきて駆けていくのですが早すぎて写真には収まりません。
けっこういるのです。


やがて人の気配のするものも現れます。


到着。
青海省と甘粛省の境、夏河ここは甘粛省。
標高2900Mの小さな町です。


去年ここへ来た時にはこの大通りが端から端まで道路工事でごっちゃりしていましたが、
それも終わりすっきり見違えました。


去年の宿に来てみましたが何かが違う?


屋上には見覚えのあるネオンサインが


この通りも合ってる。
この小さな町で間違えるはずがない!のですが半信半疑で中へ。
受付では女性がお坊さんとおしゃべり中です。
”去年来たはずだけど何か違う”と2階を見せてもらいました。
トイレと廊下を見てやっぱりここと確信。


ドミトリーを見せてもらうとこうなっていました。
2段ベッドはなくなり、この3人部屋ともう一つ4人部屋に改装されていたのです。
ここに2泊しましたが、ほかに宿泊客がいなかったのでこの部屋を独り占め。
更にはドミトリーの利用者がいないので共同のトイレ、洗面所、シャワー室も貸し切りでした。
他の部屋には、家族連れなどが入っており繁盛しているようです。
変わってしまってはいましたが、フロントのチベット族の女性がフレンドリーで親切。
部屋も広々で快適でした。


またこの町に来ようと思ったのは、やっぱりここの生地屋で買い物をしたかったのと、
この宿の皆にまた会えたらよいなと思ったのですがそこは残念。
帰国後、去年ここで知り合った北京の友人に聞いたところ、前オーナーは別の場所でレストランを経営している、
新人フロントだったウリカはオーナーたちについて行った。とのことでした。
次に行くときには、行く前に場所を聞いてから再訪しようと思います。


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