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2018/07/09 23:56
雨の同仁に到着して、部屋でバッグの修理をしたり、ゴロゴロしたり、今日までのことを紙に書いてみたり。
この町の見どころはざっくり言って3ヶ所だと思います。
1泊して明日は移動することにしたので、1ヶ所に絞ることにしました。
美しい仏塔のあるお寺もあありますが、この天気ではいまいちかな、、、と思い、
一番行きやすく、規模も大きそうな隆務寺に決定。
まだ雨は降っていますが、傘なしでも行けそうな小雨なのでお寺を目指して宿を出ました。
路線バスがあるようですが、どこの通りをバスが走っているのか分からないのでとりあえず歩きます。
ここは小さな町で大きな通りが3本ほど町を縦断しているだけで、中心は5キロ圏内に収まるのではというくらいです
バス停を見かけたら、乗ってみようかなくらいの感じでひたすら歩いて行きます。
道路には隆務寺の案内板もあるので、このまま歩いていれば着くんじゃないかなと思っていたら、
着きました!
この日まで外国人観光客の姿を全く見なかったのですが、初めて欧州人と思われるグループに遭遇しました。
この右下のみなさまです。
ただ、先日見学したタール寺の観光地化と比べるとここはひっそりしていて、広場はこのとおり。
閑散としていました。
ずうっとつづくマニ車。
チケットを購入し入ります。
人がおらずシーンとした空気。
ここの前に立って記念写真を撮ってる人なんかもいません。
ここの狛犬はカラフルです。
人がいない。
ここは入れないようです。
ここにはお坊さんがおりました。
中は撮れないので外観だけ。
あちこちで見かけたふわふわの白い花。
鮮やかな壁とひっそりとした通路。
どんよりとした灰色の空の下の黄色とエメラルドグリーン。
そしてお坊さんの僧衣と建物のあずき色は同じ。
建物の色使いにも意味があるのでしょうと思いながら歩きます。
あとで調べてみると、青(or緑)、黄、赤、白、黒(or紫、オレンジ)が仏教の精神を表す五色というのですね。
それを知って、写真を見返すとなるほどねと思います。
この先は外の世界へ通じています。
地元の人達の通り道でもあるようです。
迷路のようです。
案内板も少ないのでウロウロして同じところを回ったりしました。
ただ通り過ぎる町の住人、巡礼する人。
日常に祈りが深く、そして当たり前にあるのを感じるところです。
ここにもワンコ
ワンコスマイル 可愛い。
一通り回ったので一旦出ます。
大きなバスが停まっているけれど、この人達はどこ?
中はほんとに静かで純粋に祈りに来ている人ばかりでした。
今度は外周を歩いてみます。
こうして敷地を取り囲むように建てられた建物一つ一つにマニ車が設置されていました。
こういう巨大なものです。
ちょっと回してみましたがものすごく重いです。
雨の中この一つ一つを巡りながら熱心に祈っている人たちがいました。
端の方まで来たら町外れの景色に溶け込んできたので、ここで引き返しました。
雨も止まないので。
寺をあとにしてまた町に向かって歩きます。
チベタンのお店を外から眺めながら歩いていると、ありました!
私の旅の目的の一つ。生地屋さんです。
去年カシュガルのバザールで見たものと似ているようで何かが違う。
どれも素敵で迷ってしまいます。ここで生地を数種類購入しました。
左下に写っているのは店の男の子。
おかあさんが私の相手をしているすきに脱走し、近所の人が連れて帰って来ました。
しばらく行くと八百屋さん。
桃とぶどうを購入。
果物が安くて美味しいので幸せです。
小雨なので大判のショールを頭からかぶってここまで来ましたが、いい加減寒い!
肉まん屋の湯気につられてここに入りました。
包子を注文。あったかい!
いくらだったか忘れてしまったけど、安くて美味しかったです。
最後はかなりお腹いっぱいだったけどがんばって完食。
ごちそうさまでした。
宿に帰って、雨に濡れた割にはサラッとしてるのでシャワー要らないかな、寒いし、
けどせっかくタオルもあるようなとこに来てることだし、と思い水を出してみましたがずっと冷たい。。。
どうしても必要じゃないしとあきらめて顔だけ洗い、テレビをつけてみました。
チャンネルがたくさんあり、青海省の観光地情報が見れたり、天気予報や音楽。
映画はなんだか見たようなラインナップと思ったらネットフリックスでした。
いつも家でネットフリックス観てるので。
いろいろチャンネルを替えていたら、日本でもありそうな番組を発見。
中国在住の外国人たちが語り合うもの。日本人も出ていましたよ。
言葉は分からないけれど雰囲気がおもしろくてしばらく観てました。
私も多少の中国語をしゃべるようになりたいと思います。
夕方の包子でお腹いっぱいなので、テレビを観ながらぶどうで夕食。
次の日はお隣、甘粛省の夏河という町へ移動します。
駐車場ビューがイマイチなこの部屋ですが、久しぶりの大きなベッドは快適でした。