タール寺を眺めながら丘のふもとへ。

だんだん陽射しは強くなり暑くなって来ます。

この日も登ります！

では、行ってみましょう。

こんな階段がひたすら続きます。

お坊さん昼寝してました。

道端の花がきれい。

そろそろ頂上っぽくなって来ました。

そう思ったけどまだまだでした。

そして歩きながらまた思います。青海湖に行った日がこんな青空だったら、と。

残りの日の天気次第で再チャレンジする？なんて考えも浮かび始めました。

そう考えながら黙々と歩いていたら着きました！

頂上にタルチョ。

ここへ来る人々が上から新しいものをどんどん巻き付けて行くのです。

このと時もちょうど祈りに来た一家が新しいものを巻いている最中でした。

表面が新しいタルチョで覆われているので常に人が絶えないのでしょう。

人々の祈りが込められた神聖なアートのようです。

そして地面に無数に散らばる小さな紙。

ゴミではありません。

これは祈りながら空に撒くルンタと言うもの。

馬に乗って祈りが天に届くのだそう。

眼下にはタール寺。

晴れた日にもう一度見ることができてよかったです。

向こうの丘にもタルチョが。

ほとんど無風だったのですが、時々ふわっと風が起こり地面のルンタが舞い上がります。

それがクルクルと小さな竜巻の様になり、空に吸い込まれるようにどこまでも上がって行くのでした。

本当に祈りが天に届いているようだと思い、しばらくここで風を待ってはルンタが舞う様子を眺めていました。

つづく　前のお話　アトリエサハラ