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2018/07/02 09:13

朝からお寺とモスクを巡った午後、西寧からバスで1時間ほどの町、湟中へ向かいました。
チベット仏教寺院タール寺のある小さな町です。
西寧からは乗合バスがあるとガイドブックにはありましたが、路線バスで片道4元で行けました。


町のバス停から直線で徒歩10分ほどで着きます。
お寺までの道はこんな感じの店が並びます。


西寧よりずっとチベット色が濃い感じです。


この辺りはお土産屋さんの通り。
日本でも有名神社仏閣の周辺はこんな雰囲気になってたりするかも、と思いながら歩きます。


タール寺到着。
入場ゲートの電光掲示板とお寺のギャップがすごい。一大観光地です。
チケット売り場の窓口にいるのはお坊さんです。
シフト制なんだろうか、、、などと考えてしまいます。


入ります。
観光客がいっぱい!


チベット語でチョルテンと呼ばれる仏塔。
曇り空が残念。。。


仏教に詳しくはないので詳細は省きますが、タール寺とはチベット仏教ゲルク派の6大寺院で、
創建は1560年。とのことです。


宗教についてあまり考えてことはありませんが、こういった場所を見たあとでいろいろな情報を集めてみたり、
するのは信仰とはまた別の視点から興味深いものだなと思いました。


お寺の歴史とか、平和的に見える仏教の世界にも派閥がありいろいろなことを経て今があるんだなとか。


巡礼する人々を見て、こんなに無心に一つのことを信仰できるってどんなことだろう、と考えたり。
大量の観光客が押し寄せるこの寺で暮らし、修行している僧たちにとって私達はどう見えるんだろうとか。


日本の日常にとはあまりにかけ離れた世界なので、ふだん考えないようなことを考えます。


そして私の興味はこういった色鮮やかな芸術的要素。
原色、反対色、一つ一つの色が個性をもった極彩色なのにとても美しくまとまっているのです。


色付けされていないシンプルな彫刻も細やかで美しい。


敷地内に咲く花も含めて広大なアートのようなのです。


つるバラの下のベンチで休憩。
この町は、標高2600mにあるので広い敷地を歩き回ると疲れます。
しかもダラダラの坂道に建物が点在しているのでかなり消耗。
快晴だったらもっときつかったかもです。


黄金の象に向かう階段。キツイ、、、。


軽やかに登る小坊主たち。


余裕の足取り。若いです。
さっきベンチに座っていたら、隣のおじさんが ”足がガクガクだ” といった感じで話しかけてきました。
私もガクガクですよ。


象のもとに到着。
ところでお寺の装飾に象がたくさん使われているのはなぜか、と思い調べたところ、
お釈迦様の誕生にまつわるお話に登場するからなのですね。


象のいる階段を降りしばらく歩いているとまたもや階段を発見。
この上も見学可となっているので上ります!


結構長い階段です。
そしてこれを登った左に見える白い壁、ここからさらにカクカクと折れ曲がった階段が続きました。


振り返ったらこんな感じ。
下で写真を撮る人はいますが、誰も上って来ません。
一人黙々と歩きます。


息が上がって足はフラフラ、やっと上りきりました。
階段でまた標高が上がったんじゃないかと思います。
考えたら着いてまだ2日目。無理をすると高山病になる恐れもあります。
私は大丈夫でしたが、心配な方は西寧で慣らしてから行きましょう。
タール寺見学は体力使います。


フラフラになりながら上って来たけど、地元の人は車で上って来ます。。
景色を眺めていると、宅配便らしき車がやってきて電話をかけると、
ここからお坊さんが出てきて荷物を受け取って戻って行きました。


頂上にある説明文。
ここに書かれていますが、最初の階段を上ったあとの折れ曲がった階段部分、
ラサのポタラ宮を模して作られたそうです。


この辺り。現在ラサに個人で行くことは難しいのでここで雰囲気だけでも味わえてよかったです。
実際のポタラ宮はもっとスケールが違うのでしょうけど。
それでも、入り口付近でから豆粒のような人たちが上っていく姿が目に入ったときは、なかなか壮大な感じがしました。


降り始めるとようやくチャレンジャー現る。
頂上はあと少しですよ。


一巡りして元の広場に戻って来ました。


ワンコ発見!


おとなしくて可愛い。


ワンコ移動。
向こうにお坊さんたち。


ほんとにおとなしくて可愛い子でした。


寺のワンコにバイバイして、バス停に向かっているとまたワンコ。
店番中。


この子もとてもおとなしくて可愛い。

バス停の通りに着いたらちょうど西寧行きのバスがいたので帰ります。
西寧からタール寺へ行くにはいくつか交通手段があるようですが、西寧駅から909路線が良いかと思います。
過剰なくらいたくさん走っているので、行きたいときに行っていつでも帰れます。


西寧に入り、駅までは行かず前の日に行った市場の通り付近で降りました。
本日の栄養分を探しに。
おじさんが覚えててくれて声をかけられる。


きのうのさくらんぼ屋さんはこの日は桃屋でした。


この桃すごく美味しかったのです。
また西寧行きたい。


ぶどうも美味しいです。
市場で意味不明ながら楽しいトークをしてさようなら。


ポテトチップも買ってみます。


日本のポテトチップなんかより数段美味しい!
揚げたじゃがいもにスパイスと唐辛子が効いてて中国的カラムーチョです。


さらに串揚げも。


油で揚げて、、、


唐辛子を塗りたくります。
でもそんなに辛くはありません。程よい辛さでおいしいのです。

朝からたくさん歩いて、美味しいものも買ったのでそろそろ帰ります。



宿に戻ると日が暮れてきました。 窓からの夜景がきれい。
のび太しかいないので、スマエモンを介して何やら話していると3人の本日のお客が帰って来ました。
香港からの大学生3人組。


知っている日本語で何かと話してくる可愛らしい香港ガールたちと、のび太と私の5人で
しばらくしゃべる。彼女たちは、ローカルツアーに参加してかなり広範囲回って来たそうです。
チベットにも行ったようで写真を見せてもらいました。
いつか行ってみたいな。

次の日は青海湖へ1日ツアーなので、この日はこれでおやすみなさいでした。
















アトリエ サハラ

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