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2019/06/30 16:53
今年も土楼観は土砂崩れ中だと分かり、次の予定へ。
旅の一番の目的生地探しです。
去年購入したようなチベット生地が欲しく、西寧よりも少しチベット色が濃い湟中へ。
まずはここでお気に入りの牛肉面屋さんでお昼を。
今年もまたお客さんでいっぱいの店内。
そしてやっぱり美味しい!
数軒の生地屋さんがあるのを確認しながらまずはぶらぶら。
この街にはチベット仏教ゲルク派6大寺院の一つタール寺があるので、
お寺に続く道はお土産屋さんでいっぱいです。
こういうの可愛いなと思うけれど、まだ先は長くて荷物になるので買えません。
タール寺前の広場に着きました。
やはり観光客でいっぱいです。去年よりもさらに増えている気がします。
ほとんど中国人ツアー客です。
外国人の姿はありません。
焼き芋屋さんがあちこちにありました。
美味しそうですがお昼を食べたばかり。
タール寺は去年見学したので中には入りませんが、せっかく来たので、
全体を見渡せる丘に登ります。
頂上のタルチョ
今年もきれいに新しいものが次々巻かれているようです。
ですが、ここタール寺には他のお寺で当たり前のように見る、五体投地する信者の姿はあまりありません。
こうしてたくさんのルンタも撒かれていて純粋にお参りにやってくる人もいるのだと思いますが、
他の場所に比べると観光地化が進みすぎているように思います。
タルチョのデザインもいろいろ。
丘から見下ろすタール寺。
こんな高台まで下の人のざわめきが聞こえてきます。
しばらく丘の上から寺を眺め下ります。
途中の花壇は今年も花でいっぱい。
蝶々来ました。
エクステ屋さん。
こんな生首があちこち立っています。
キラキラの装飾を造る工房の通り。
大きなマニ車
カラフルな仏像
そして目的の生地屋さん。
鮮やかな生地がたくさんで迷う。
人の好い店主の店でした。ここで数点生地を購入。
旅の中でも生地を選んでいるときが一番楽しいのです。
生地を購入したので、寺と反対の方へぶらりと歩いてみます。
バス停からタール寺へ続く通りを逆方向へ行くと、もう全く趣の違う普通の街。
大きな広場に出ました。
向こうにあるドームの建物は、
なんと可愛いおしゃれ郵便局でした。
そろそろ帰ろうかなと歩いている途中、1軒の仕立て屋さんを見つけたのでのぞいてみると、
これこれ!という生地を発見しました。
1M単位で購入できるか聞いてみると売ってくれるとのこと。
ですが、この日お財布の中身がなく明日来ますと言って帰る。
西寧~湟中のバスはたくさんあるので、いつでも行って帰れるつもりでいたらなんと!
バス停に大行列が。まさかの事態です。
整理員がいて乗客をさばいているほど。
路上にタクシーもやってきて客引きを始めました。
40元と聞こえたような。バスは片道4元です。
4台ほどバスを見送ってようやく乗車。
車中では眠たくてウトウトしているうちに西寧に着きました。
西寧に着いたら街歩き。
この街に着いた日、閑散としていたイスラム街へ。
この日はちゃんと営業中。
あの日はあまりの閑散としたシャッター街ぶりに、共〇党の他民族に対するあれを疑ったほどでしたが、
あまりの悪天候に閉まっていただけだったのかもしれません。
そしてここで1年ぶりの再会。
なじみになった果物屋のおじさんです。
声をかける前に気づいてくれて、おぉ!と立ち上がる。
元気そうで何よりです。
今年は黄桃を売っていたので購入。
次に来るときは2年分の写真を持って行ってあげようかと思います。
西寧の路地は楽しい。
向こうにモスクのミナレット。
このエリアはついつい買いたくなる店が多く危険。
ここでお菓子を購入して写真を撮らせてもらいます。
この月餅が美味しかった。
奥まで入って撮れと店主が言ってくれるのでありがたい。
こういうお菓子、見た目も可愛いと思いませんか?
チュロスかと思うような長いやつ。
写真を撮っていると店主がモスクの入り口がそこだから見に行けと教えてくれる。
商店街にまぎれてモスクの裏口。
今まで気づきませんでした。
東関清真大寺
青海省最大のモスクです。
空も少し明るくなってきました。
タール寺ほどではないですが、ここにも観光客がちらほら。
ここはイスラム教徒にとって神聖な場所です。
丈の短いスカート姿の漢族女子がおじさん注意され外に出されていました。
マナーは守って見学させてもらわなくてはです。
裏から入って表から出てみると、ここもなぜ気づかなかったか?
歩道に門があるのです。
横から。
元はここに門があって、歩道に残されたのでしょうか。
お菓子屋の店主が裏口を教えてくれなかったら、新しい発見を逃すところでした。
謝謝。
しばらく歩くと、なんだか良い香りと人だかりのある場所へ。
B級グルメっぽい店がたくさん並んでいて、皆そこらに腰かけていろいろ食べなら
わいわい楽しそうにしています。
ガラスいっぱいに並んだお菓子可愛い
この街は遅くまで明るいのだけど、もういい時間なので何か食べて帰りましょう、
ということでいろいろ迷ってこのお店。
これは大ヒットです!
サクサクのチキンカツにたっぷりのスパイスをまぶした回族風フライドチキン。
日本でもチキンカツにいろいろスパイスを振って試してみたい。
そして、見た目ではそうは見えませんが唐辛子がかなりかかっているので辛いです。
とても美味しくて、バスを待つ間に完食。
ごちそうさまでした。
バスに乗って見慣れたこの景色の交差点へ来ると、自分の家に着いたような気になります。
この日は朝から出っ放し。
部屋に戻りシャワー、洗濯、ダラダラのんびり。
この日の宿は人が少なく静か。
外は少し陽が落ちて、いつもより遅い夕方の嵐が始まりました。