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2016/01/29 11:55

今年ももう1ヶ月が過ぎようとしています。

ずいぶん書くのをサボってしまいました。
今年最初のブログにしては残念なお話ですが、残念過ぎて書かずにはいられません。
こちらをご覧ください。
砂漠に捨てられたゴミ。
チュニジアのゴミ問題は前々からですが、ここまで!
ここはサハラのずっと奥地、ここなら捨てても良いと思ったのでしょうか。

サハラはチュニジアにとって大切な観光資源です。
旅行者の多くの目的はサハラ砂漠を見ること。
ですが、今のチュニジアは混沌として観光業は落ち込むばかりです。
そして、仕事はなく人々の不満から暴動にまで。

アラブの春のきっかけとなったジャスミン革命から、チュニジアはずいぶん変わってしまいました。
民主化とはなんだったのでしょうか。
結果を急いで好き勝手することではないでしょう。
長いこと続いた政権から、すぐに一変するなんて誰ができるでしょうか。
長いことかけて作られたものを新しくするには、やはり時間がかかるはず。

そんなこと言ったって、日々の生活がかかってるんだ!というのが現実でしょう。
ゴミ問題にしてもそこまで手が回らないよ!とりあえず臭いものには蓋といったところだと思います。
砂漠の境界にある集落では砂漠をゴミ箱代わりにしているところも。
きれい事を言うなと言われるかもしれませんが、せっかく持っている貴重なものを大事にすることも、
チュニジアの将来につながっていることを気づいて欲しいのです。
チュニジアの皆さまどうか冷静になってくださいね。


アトリエ サハラ

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